不定期ですが、想っている事を。 そして記憶のある日々の記録を残します。 
(携帯用


* 人格の交流
2006.01.14 Sat.  
人格同士の交流やコミュニケーションについてのご質問が多数あります。
確かに当事者じゃないと解らない・想像がつかないかもしれないなぁと思って反省してます。
本当は洗いざらい書いてしまえたらいいんだけど、そうもいかないのが残念。書ける範囲で書いてみようと思います。
でも、あくまでも俺の見解で、他の人格がどう思ってるかは不明だし、他の患者さんの事となるともっと不明です。


「出ている時に、出ていない人格と交流できるのか?」
これ、すごい微妙なんだけど、厳密に言うと俺としては「交流」ではない。
幻聴とは言わないんだよな、何て言いったらいいか、交流のある人格の声が頭の中で響く事がある。
それは聞こえる時と聞こえない時があって、相手も語りかけてる場合とひとり言の場合がある。
語りかけてきた声が聞こえた場合、俺が声に出して何か言えば聞こえる事が多いらしい。
これが、俺が活動しているときの主な交流方法。

精神集中したり、目をつぶったりする方がうまくいくけど、せっかくの俺の時間、そんな事に使ってどうする、ってのが本音w
交流ある人格ってのは、「中」にいるときに話せるんだから、大事な時間を邪魔されてたまるかよ、と思ってる。そこはお互い様なんだけどw

で、集中した方がうまくいくというのは、つまりパニクってる時とか焦ってる時、ビビってるときなんかはうまくいかない。
困った時に限って独りぼっちになるわけで、全然便利なんかじゃなく、逆に腹が立つ事が多い。
不必要な時に聞こえて、必要な時に聞こえないもんだから「何でこんな時に限って聞こえねーんだよーShit!!」となるわけね。

俺の独断と偏見なんだけど、そういう時って頭フル回転してたりするから、「中」の余裕がないんだと思う。
んで、「中」と「表」のパイプラインも動かなくなるんじゃないかと想像してみた。
実体験で言うなら、俺が中にいて交流ある誰かが表でパニクってたりすると、ただでさえ暗い俺の部屋が一層暗くなったり、停電みたいに何もわかんなくなったりするし、まぁ最悪そこで記憶がプッツリと切れたりもする。
後で気がついた時には何が起こってたのかわかんなくなってるって感じ。

だから、交流してるって感覚は俺にはないかな。
中とのつながりが全くない人(基本人格をはじめ、中の記憶も他の人格も知らない人が結構いるらしい)からしてみれば十分な交流なのかもしれん。


「中での交流ってどんな?」

俺や百合とかの場合、何故か部屋を出ると居間みたいな場所がある。
居間って言っても何にもないから、ただの居場所、って感じなんだけど、そこでは俺が話せる人格とは会える。
会えるってのも変だけど、会ってるって言うんだろうと思う。暗くて何となくしか顔もわからんが。
そこで話す。それだけ…。
他に上手い説明方法があればいいんだけどな。本当にそれだけなんだよな。


「なんで交流できない人がいるのか?」

これ、俺も知りたいw
俺達の場合、いる場所が部屋になってるんだけど、部屋の場所を知らないっつーか、俺の部屋から辿りつけない部屋があるのさ。
さっき書いた居間みたいな場所で繋がってるのが百合とあすかとコウなんだけど、他はそこから移動できない。

あすかが他の人と交流できるのは何故か、と不思議だったんだが、簡単な理由だったことが数年前に判明した。
あすかの部屋には扉が幾つかあるそうだ。
俺の部屋の扉は1個。だからその居間にしか出られないんだけど、あすかには別の場所にいけるという裏技(?)があるってことらしい。
なんかずりー。


とりあえず、交流についてはこんな所だろうか?
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* なりたがりさんは…(2)
2006.01.14 Sat.  
DIDになりたい病気になりたいの反響はでかかった。
同意してくれるっていうメールも、なりたいと言う側の代弁も両方多かった。過去形って言うか今もたまに来るんだけどね。

代弁の方で気になった意見について考察。その2。

「私も違う人間になりたい。」「別人になれるなら恐怖があったっていい。」「私も記憶をなくしてしまいたい。」

…あのねぇ。。。何か勘違いをしているようだけど…??
DIDになったからって違う人間や別人にはなれないんですよ。
記憶をなくしたって、その記憶がどっか飛んでっちゃう訳じゃなくて、ちゃんと頭の中にあるんですよ。


もし、新たな性格で別の人生が送れると思っているなら大間違いだぞ。環境も過去も変わらないんだから。
しかも新たな性格の「人格」の記憶は、あなたの記憶にはならないんだからね。
でね、別人になれるわけじゃないんだよ。あなたはあなたのまま。
例えば今日DIDになったからって、「あ、DIDになった」なんてわかんないで、ただ健忘が起こりはじめるだけ。


記憶が欠落しているって言っても、大元の「引き出し」にはあるんだぞ。
基本人格が覚えていなくても、俺に記憶があることは、この体のこの脳みその引き出しにちゃんとしまわれてるわけさ。
ふとした拍子に基本人格と記憶を共有してしまう事がある。
しかもそういうのに限って強烈な記憶で、その時のままの恐怖感を再度味わう事になる。所謂フラッシュバック。
何回かに分かれてたものが一気に来る場合があるから、実際の何倍もの恐怖感に襲われて最悪なこともある。


もしDIDになったとしても、日常生活に支障が出て病院に行けば、治療をするだろう。普通に生活できなくなるから。
人格があなたの性格を全部持っていって、新たなあなたが生まれるわけじゃないんだから、現状から自分の時間が減っていくだけ。そしてその時間の不安が募る。
いいことなんか特にないぞ。俺なんかビビリだから、ふと気付いたら知らない電車の中にいたくらいで、泣いてしまおうかと思った。
自傷とか自殺未遂とかした直後なんかは、もう…

うまく伝えられないけど、DIDになったところでなにも変わらない。逆にマイナスな面が増えるだけ。
俺はそう思うんだけど、やっぱり当事者にしかわからんのかな。
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09:39 *** メール返信に代えて | Trackback(0) | Comment(3) | Top
* なりたがりさんは…(1)
2006.01.14 Sat.  
DIDになりたい病気になりたいの反響はでかかった。
同意してくれるっていうメールも、なりたいと言う側の代弁も両方多かった。過去形って言うか今もたまに来るんだけどね。

代弁の方で気になった意見について考察。その1。

「虚偽性障害(もしくはミュンヒハウゼン症候群)の人だって苦しんでいるんじゃないですか?」

まず、虚偽性障害・ミュンヒハウゼン症候群について調べてみようよ。
虚偽性障害やミュンヒハウゼン症候群ってのは「なりたいと言う」んじゃなくて「なったふりをする」んだぞ。

虚偽性障害
  1. 身体的または心理的兆候または症状の意図的産出、またはねつ造。
  2. その行動の動機は、病者の役割を演ずることにある。
  3. 行動の外的動機(詐病のような、経済的利得、法的責任の回避、または身体的健康の向上)が欠如している。


ミュンヒハウゼン症候群
  1. 他人を病気にさせている若しくは病気をでっちあげている。
  2. 加害者の動機が周りの関心を引く。
  3. 経済利益を目的としていない。
  4. 他の精神疾患では説明できない。


となっているらしい。(DSM)
ここまでなりきっている相手なら、諦めもつくような気がしてきてしまうから不思議だ。
多分、これらの疾患を抱えた人は、当事者がどんな気持ちなのかは理解できないだろう。できないからこそ、そういう行動をやってしまうという病気なのだろうと思う。勝手な憶測で申し訳ないけど。
なら尚更、当事者が嫌がるって解っていながら、当事者の前で「なりたい」って言ってしまう方が、なりきってるより厄介じゃないか…と感じるのは俺だけか??


因みに、虚偽性障害やミュンヒハウゼン症候群は、詐病とは違います。
詐病には「利益」が絡むんだそうです。
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09:11 *** メール返信に代えて | Trackback(0) | Comment(1) | Top
* 治療スタイル
2006.01.14 Sat.  
治療スタイルについての相談と言うか、悩みと言うか、そういったことを書かれたメールが来ると、どうしたものか…と思う。
医師・心理士によって方法は異なるもんだから、俺には何も言えないっつーのが実情だからさ。

DIDの場合、大きく分けて絶対二つに別れると思う。
  1. 基本人格(or主人格)以外の人格とは交流しないパターン
  2. 基本人格(or主人格)とも交代人格とも交流を図るパターン

これだけなんだがw でも、俺は実際に両方経験した。今は前者の考え方が主流になりつつあるみたいだけど、実際どっちが多いのかはわからん...orz 役立たずでごめんよ。

前者の治療は昔から言われた統合治療と違うから、不安に思う人が多いようだけど、別に治療法が解ってないとも限らない。
んにゃ、解ってない医者もいるのかもしれんけど、根拠あってやってる医者はいるから。ちゃんと理由はあるんですよ。
(と言っても真意は医者にしか分からんよ。俺聞いただけだからw)

<理由その1>
基本人格or主人格(「患者本人」にしよう)の安定のために、他の人格の話じゃなく、患者本人の話を聞く。
これは重要らしい。どうも、交代人格ってのは過ごす時間が短いから相手をして貰えると 隙あらば って感じで出たがる人格がいるそうだ。
そうすると患者本人の時間が減る。解離患者にとって解離することは安定の逆の位置にあるわけで――。
まずは安定のために、ということらしい。

<理由その2>
統合を意識しない治療、過去に囚われない治療をする。
これまた その1 とちょっとかぶるんだけど、交代人格と関わるっていうのは統合を意識した治療ってことに繋がる事が多い。
だいたい俺らが診察やら心理療法の場で聞かれるのは、過去どんなトラウマがあったのかとかが多い。
そりゃそうだ、そんなに頻繁にきおくがあるわけじゃないから、今現在何に困ってるかとか、毎日の生活の事とか聞かれたって答えられん。
で、こういう治療をする医者は「過去は変えられないから、未来を見つめる」って治療をしようとしているわけ。
他の交代人格が持つ記憶とかトラウマとかは無理に聞き出したり思い出したりしなくていいから、「とにかく患者本人が解離しないようにする」っていう治療をしようとしてるわけだ。
解離をしなくなったら、患者本人のPTSD的な症状を治療して行くつもりなんだと思う。(実際はここまで辿り着いてないからわからんが。)
だから交代人格と交流する必要がない、という理屈なんだろう。

後者は逆に、統合を目指した治療だったり、ある程度の過去の引き出しを開けて整理するのを先にしてしまおうっていう治療って事だな。
これは昔からよく言われた統合治療だから敢えて書く必要もないか。
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08:33 *** メール返信に代えて | Trackback(0) | Comment(0) | Top
* 人格の役割?
2006.01.14 Sat.  
「交代人格の役割について詳しく教えて欲しい」というメールがたまにある。
役割…役割ってなんだろ?と頭をよく悩ませることになる。

確かに、分類分けするなら 体の安全を守る人格 ⇔ 体を傷付ける人格 みたいに分かれるかも知れないけど、実際役割も何もそこに存在する、っていう事実か、こういう性格を持ってる、っていう細かな話しかできないのが正直な所だと思う。
サイト内でも多少は紹介してるけど、専門書なんかを見ると「〜〜人格」とか分類されてるものもある。
だけど…そんなにわかりやすい典型的なパターンってあるんだろうか?

DIDの患者・交代人格においては、体自体が小さな社会になってるんだと俺は思ってる。
社会の中でどんな役割を果たしてるかなんて、そんな簡単にわかるんだろうか?っつーのが本音。
人格と言えども、アイデンティティを持った人間と大して変わらなくて、いい事をしたり悪い事(失敗、の方が適切か)をしたりして学んで行くのはDIDじゃない人(以降「一般の人」)と変わんなくねーか?って思う。
俺だって、この体や基本人格を守ろうって思ってたって、失敗して怪我したり、傷付ける結果を作っちまったりするわけだ。

「人格っていうのは、ある1つの感情だけ持ってる感情の塊」って思っている人もいると思う。実際そういう人格もいるだろうし、人格断片とかになったらそうなのかもしれん。
だけど、「一般の人」が多面性があるように、俺ら人格にも多少多面性がある(と思う)。「一般の人」より偏りはあるのかもしれないけどね。
他の患者さんのこととか、この体を共有してても俺が知らない人格のことは解らんが、俺や俺の知ってる人格は、喜怒哀楽の「喜だけ」「怒だけ」…なんてこたぁない。
俺だって、人並みに怒ったり笑ったり、おちゃらけたり真面目になったりするんだわ。「一般の人」のもつ性格と変わんないと思うんだけどな〜。
怒る事が多い人格だって、決してそれだけって訳じゃない。

あ、そうか。過ごす時間に限りがあるから、目立った特徴が更に際立つだけなんじゃないか。
「一般の人」が365日24時間自分でいるから目立たない事も、俺らは過ごしてる時間が短いから、「出たら必ずこうしてる」って印象が強いのかもしれない。出てない時間の事は周囲の人にはわかんないかんね。
出てない時間の記憶が全くない人格ってのも結構いるらしいが、俺みたいに出てない時間に超真面目にいても、出てきた時に「ヾ(*ΦωΦ)ノうひゃひゃひゃ」とかなってたら 俺=うひゃひゃひゃ になっちまうわけだ。

……ごめん、嘘ついた。


まー何にせよ、役割って言うのはあってないようなもんで、目立った特徴を専門家が分類分けしたがるってことなんだと考えたわけだ。
答えにならんかもしんないけど、そんな分類っていうか「一言」で自分の立場を決められちまうのは悲しいぞ。
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07:58 *** メール返信に代えて | Trackback(0) | Comment(0) | Top


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